Smamonの裏機能

Smamonの正式に対応した機能ではありませんが、実装されている機能です。


■1台のPC上でSmamonを複数実行する

起動コマンドに引数を付けることで、Smamonを複数実行することができます。

(例)
smamon.exe -1
smamon.exe -5

スペースの後に -(ハイフン)と数字(1〜9)を付けることで、引数無しと合わせて理論上最大10個のSmamonを同時に実行させることができます。
ただし、1つのWi-SUNアダプタを複数のSmamonから同時に使うことはできません。
データファイルの保存フォルダおよびFTP送信先ディレクトリは、各々のSmamon毎に異なるフォルダを設定する必要があります。
なお、同時に複数のスマートメーターとの通信が正常に行えるかは未確認です。


■保存データファイルを遠隔からFTP送信させる

ネットワークに障害が発生した場合などで、FTP送信が正常に行われなかったファイルを、遠隔地からFTP送信させることができます。

FTPサーバーのSmamonのFTP送信先ディレクトリにコマンドファイル(テキストファイル)を置きます。

ファイル名:remoteCommand.txt
ファイルの記載内容:
FTPFILE,ファイルのフォルダ名,ファイル名
(例)
FTPFILE,smdata2020,smdata1min_20200801.csv
FTPFILE,smdata2020,smdata30min_20200802.csv

1行1ファイルで最大20ファイルまで記載することができます。
事前にFTP送信の設定が行われている必要があります。
コマンドファイルの時刻(FTPサーバーに送った時刻)が更新されると、再度FTPを実行します


■過去の電力量データを遠隔から取得してFTP送信させる

Smamonの「履歴取得」の機能を遠隔地から実行させることができます。

FTPサーバーのSmamonのFTP送信先ディレクトリにコマンドファイル(テキストファイル)を置きます。

ファイル名:remoteCommand.txt
ファイルの記載内容:
HISTDATA,履歴日(何日前),既存のファイルを上書き(1:する 0:しない)
(例)
HISTDATA,1,1
HISTDATA,2,1
HISTDATA,3,1

1行1コマンドで最大20コマンドまで記載することができます。
事前にFTP送信の設定が行われている必要があります。
コマンドファイルの時刻(FTPサーバーに送った時刻)が更新されると、再度履歴取得を実行します。
コマンドファイルを置いてから10分以上経ってもデータが届かない場合は、通信エラー等の理由で履歴の取得に失敗した可能性があります。その場合はコマンドファイルを更新して様子を見て下さい。



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